NPO法人設立までの軌跡


設立趣旨書

定   款
2002年8月13日
「青少年の健全育成」を願う有志3名が自分達の活動をより良いものにする為、
そして、社会的信用を得る為に「NPO法人」を設立する決意を固めた。

申請について調べてみると、仲間を10人集め、後は16種類の書類を県に提出すれば良いらしい。
静岡県のホームページはとても親切だ。雛型や記入例がすべてダウンロードできる。

                    http://www.npo.pref.shizuoka.jp/guide/guide_02.asp

「設立趣旨書」がちょっとやっかいだが、我々の想いを文章化した。〜理事長担当
「定款」は理事の人数、総会の開催回数等「NPO法人」として必要最低限を満たす内容にした。

2002年8月20日
我々の志に賛同してくれた仲間に「設立総会の案内」をメールにて配信。念のため「委任状」も作成した。〜S理事担当

役員には当日「住民票」と「印鑑」を持ってくるように言っておいた。

2002年8月30日
県NPO推進室にて「申請書類」の事前審査。「定款」で数箇所のチェックを受けたが特に問題なし。
「設立総会」の次第と注意事項についても丁寧に教えてくれた。

「法人名に英数字が使えるようになるのは11月からです」と言われ一瞬ドキッとしたが、
我々の場合「法人登記」は早くて12月なのでセーフ!一安心

2002年9月1日
「総会資料」をメールにて事前配信。〜S理事担当


2002年9月3日
いよいよ「設立総会」開催。議案はすべて無事全員賛成にて承認された。
終了後、すぐに「役員承諾書」と「議事録」を作成した。

2002年9月5日
県NPO推進室に「申請書類」を提出。「財産目録」の日付を「法人設立の日」に訂正。
事前審査を受けているので、他は特に問題なし。

2002年9月9日
FAXで「受理書」が送られてきた。

じっと待つこと3ヶ月、この間に助成金申請をした。

 しずぎんふるさと環境保全基金 http://www.shizuokabank.co.jp/companyinfo/cm-005.jsp

 子どもゆめ基金          http://cs.kodomo.nyc.go.jp/yume/index.html

 キリン福祉財団          http://www.kirin.co.jp/active/social/foundation/


2002年12月10日
突然、県NPO推進室から「12月24日午後1時半から認証式があるので出席してください」と電話があった。

早速、「登記」の準備に取り掛かる。まずは「法人印」の発注だ。(実印と横判で約1万円)〜理事長担当
登記に関しては静岡県のホームページにもあまり説明が無かった。いわゆる「管轄外」ということだろう。
そんな中で、下記のNPO法人のホームページが非常に参考になった。

                    http://www.sh.rim.or.jp/~hands/readings/npohandst.htm

知り合いの司法書士に問い合わせたら「登記代行だけで4万円」と言われビックリしたが、
登記用紙(というのだろうか?ペラペラの半紙みたいな紙)だけはタダでくれた。

2002年12月24日
理事長と2人で「認証式」に出席。7、8団体がいっしょだったが、1団体づつ認証書が手渡された。
その後、今後の手続きについての説明会があった。
「法務局で登記」→「県に登記完了届提出」→「財務事務所に法人設立届提出」の順番らしい。

説明会の後、コピーと文房具を借りてその場で登記の為の書類を作成した。(事前に「法人印」を作っておいて大正解だった)

2002年12月25日
理事長と「法務局」で待ち合わせ。「法務局は怖いところだ」と聞いていたが、登記相談窓口の方はとても親切で拍子抜けした。

ところが、手書きの部分をボールペンで書いてしまったので、その場ですべて書き直しを命ぜられた。
ボールペンだと字が劣化するので裏に両面カーボン紙を敷くのが常識らしい。
書類をすべて書き直し、何とか登記完了。「不備があったら連絡します」と言われた。

「記念写真を撮っても良いですか?」と尋ねると、奥にいた登記官にお伺いをたててからシャッターを押してくれた。
(「今までに記念写真を撮った方はいません」と言われたが………)

(〜以下、理事長担当)
2002年12月26日
早速、法務局から「認証書と役員承諾書の原本を持って来て下さい」と連絡があったので、昼休みを利用して持っていくと先方も昼休みらしく担当の方は不在で、別の方に認証書と役員承諾書を預けてきた。

その後、確認の為、担当の方に電話をいれたところ、明日の午後、認証書と役員承諾書の写しに記入してあった"原本と相違ありません"の文面に訂正印を押して欲しいとの事。原本提出をしたので、その文面は不要らしい。
言葉のニュアンスではその日のうちに謄本をもらえるようだ。

2002年12月27日
午後1時を待って法務局へ出かけた。まずは昨日指示のあった箇所に訂正印を押した。謄本の目的・事業の欄の内容が、定款通りではないとう指摘を受けた。もちろん内容は定款と同じなのだが、記入方法が違うとの事。そこで、また書き直し。途中まで記入したところ、誤字……に気づく。謄本をとる度に訂正印の文書では見苦しいと思い、再度書き直し。これで完璧!

本日中に登記完了、謄本と印鑑証明が発行されるとの事、午後4時すぎに出直すことにした。

本日2度目の法務局を訪れた。待ちに待った謄本・印鑑証明がいただける。と思ったところ、登記官より再々度指摘をうけた。目的欄の文書中、定款で<こと>とひらがなで表記されていたところを<事>と書いてしまった誤りだ。ここまできて………、書き直しをしようと意を決したのだが、本日で年内終了の法務局内は掃除と仕事納めでざわざわしている。担当者は笑顔で訂正印での処理を進めてくれた。回りの雰囲気を察し書き直しを断念した。訂正印で処理をした。そして二字削除一字加入の文字を追加した。

しばらくまって謄本と印鑑証明を無事受け取る事ができた。

これまでの副理事長のご苦労に感謝するため、まずは副理事長を訪れ、謄本・印鑑証明を手渡した。

                                                 (文責:副理事長・石間健司)